社会的養護の現状

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社会的養育とは

虐待や経済的理由などの家庭的な理由で保護者のもとで暮らせなくなった⼦どもたちを、公的な責任として社会的で養育することを、社会的養育と⾔います。
⽇本全体で約45,000⼈もの⼦どもたちが社会的養育のもと、⾃分の親と離れて暮らしています。

施設養育

児童福祉施設や乳児院などの施設で⼦どもを養育します。看護師や児童心理士、社会福祉士など、専門的な職員を配置し、長くに渡り福祉施設として地域の子どもたちを見守り、社会的に養護された子どもたちを養育しています。

平均年齢

11.5歳です。7歳未満の、各年齢のこどもは5%未満ですが、7歳以上のこどもは、どの年代の子も約6%と、まんべんなく入所している状況です。

家庭養育

特別養子縁組や里親、ファミリーホームなど、家庭的な環境で子どもを育てます。里親とは、里親研修や面接、審査を終え、登録された方がマッチングによって子どもを迎え、一緒に暮らす人々を指します。住む期間が長期になると見込まれるのであれば、特別養子縁組を模索し(6歳未満の子どもが対象)、短期の見込みであれば養育里親家庭で養育されます。 里親の種類によって担う役割が異なります。

社会的養育の現状

日本にいる約45,000人の社会的養育の子どもたちのうち、約39,000人(86.6%)が児童養護施設や乳児院で暮らしており、里親家庭で暮らしている子どもたちは約6,000人(13.3%)です。