自身について

りかの写真

りか

生年月日
1994年11月22日
出身地
新潟県
育った場所
神奈川県
趣味
美術鑑賞・筋トレ・音楽・旅行・イラスト
好きな食べ物
キンカウーカ店の生牡蠣

プロフィール

2歳から22歳まで、神奈川県にある児童養護施設で生活をしてきました。
中学生のころから日本の貧困問題に関心を持ち、人々が貧困に陥る原因や社会構造を知りたい!と考えるようになりました。
通常、児童養護施設は18歳で退所をしますが、私が大学に入学する年あたりに措置延長の制度(18歳以降も、施設で過ごすことが出来る制度)が作られました。また、施設の方々のサポートのおかげで、施設から進学することができました。大学では、主に女性やシングルマザーの貧困問題や男女の賃金格差、非正規雇用の労働問題を学びました。
その後は、地方公務員の生活保護のケースワーカーや知的障害のある方々の生活介護支援に携わりながら、福祉団体のNPO法人で活動する中で、福祉の問題をITを掛け合わせて発信できないかと考えこのサイトを作りました。現在はWebデザイナーのコーダーとして勤務しています。

私の思い

「ラッキー」ではなく「ラッキーが当たり前」の世の中に

ハートのイラスト

私は施設にいながら、様々な支援のおかげで大学へ進学することができました。でも、これは決して当たり前の状況ではないと思います。国の調査で、高校を卒業後に大学へ進学する児童が2割とのデータがあります。これは、施設出身者ではない家庭での5割の数字と比較すると、いかに進学することが困難か分かります。

自身が過ごした施設の他の方も、大学や専門学校への進学を志していたけれど、高い授業料を工面すること、学業と生活、アルバイトの両立の困難さから、進学を断念した人がいました。親に頼りにくい現状の中、多額の借金を背負いながら進学する覚悟ができず、諦めたと話していました。これは、すごく悲しいことだと思います。

自身はたまたま進学できましたが「ラッキー」だったと思います。人脈、お金、情報、将来への希望があり、周囲の方々の支えがあって実現できました。

社会的養護出身者は、親に頼りにくい現状の中、さまざまな困難や問題を抱えて社会に出ることを強いられます。進学できたことを「ラッキー」で終わりにせず、「ラッキーが当たり前」の世の中にしていきたいです。その一歩として、このサイトを立ち上げました。社会的養護施設出身者の方が高校・専門学校・大学を卒業した後に直面する困りごとを改善する情報を発信します。また、問題を可視化して、多くの方に当事者の抱える問題に目を向けていただけると幸いです。